不用品回収を考えているけど、何を基準に依頼する業者を選んでいいか、迷うところがありますよね。
業者の持っている資格・許可も違っていたり、料金表もバラバラ。初めて依頼する時は、頭を悩ませることも多いと思います。
基本的には、不用品回収には3つの資格・許可があり、それぞれ得意分野があります。
この記事では、3つの資格・許可による違いを分かりやすく解説していますので、自分の回収してもらいたい不用品にあった業者を選ぶ参考にしてみてください。
不用品回収に必要な資格・許可は3つ
不用品回収をお願いしたいとき、どのような業者にお願いしたら良いのか悩みますよね?
そんな時は、資格・許可を持っているのかどうかチェックしてみて下さい。
不用品回収には資格・許可が必要です!
不用品回収をするために必要な資格・許可は以下の3つがあります。
- 古物商許可
- 一般廃棄物収集運搬許可
- 産業廃棄物収取運搬許可
古物商許可は警察の管理下にあり、一般廃棄物収集運搬許可と産業廃棄物収集運搬許可は市町村の管理下にあります。
それぞれに、申請するためには厳しい審査と膨大な書類の提出があり、許可が下りるまでにも時間が必要となります。
もし、これらの資格・許可を持っていない業者がいたら、無許可営業の可能性があるため、依頼するのは避けましょう。
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それぞれの資格・許可による営業形態の違い
それでは古物商許可・一般廃棄物収集運搬許可・産業廃棄物収集運搬業許可について簡単に説明しますね。
古物商許可
古物商許可とは、古物営業法に規定される古物(一度使用された品物)を、仕事として売買または交換するために必要な許可証のことです。
リユース・リサイクル目的で有価物を仕事として買い取りするために必要な許可となります。
古物商許可という制度が設けられた理由は、盗難品が中古市場に紛れ込んでくる可能性があるからなんですね。
中古市場は、窃盗犯が窃盗品を売却するという事例が多いため、警察が古物営業法を管理し、盗難品の売買防止や実際に盗難品を追跡捜査しやすくするようになっています。
古物商許可は取得しやすいと言われていますが、実際には誰にでも取得できるというわけではなく、以下の条件をクリアし、書類と許可審査料を支払わないと取得できません。
- 8項目の欠陥事由をクリアしている
- 個人の場合は8つの書類を提出(法人の場合は11つの書類)
- 許可審査料19,000円
携帯出来るサイズの許可証が発行されるので、気になるようであれば提示を求めてもOKですよ!
一般廃棄物収集運搬業許可
一般廃棄物収集運搬業許可は、一般家庭から出た廃棄物を仕事として収集運搬するために必要な許可です。
一般家庭の不用品で、価値があるないに関わらず収集運搬することが可能となりますが、リユースやリサイクルは行いません。
一般廃棄物収集運搬業許可は、市町村の管理下にあり、その市町村が新規の一般廃棄物収集運搬業者を募集している場合にのみ申請が可能です。
そもそも、市町村が募集していないと取得できません。
そのため、一般廃棄物収集運搬許可業者は市町村のHPなどで公開されています。
産業廃棄物収集運搬業許可
産業廃棄物収集運搬業許可を取得すると、仕事として産業廃棄物の回収が出来るようになります。
産業廃棄物とは、事業活動に伴って出た廃棄物のうち、燃え殻、汚泥、廃油、廃酸、廃アルカリ、廃プラスチック類その他政令で定める廃棄物のことを指します。
また、家電販売店やリサイクルショップや質屋から委託を受けていると、家電リサイクル法4品目の回収を行う事も出来ます。
家電リサイクル法4品目とは、エアコン・テレビ・冷蔵庫及び冷凍庫・洗濯機及び衣類乾燥機のことを言います。
産業廃棄物収集運搬業許可は都道府県の管理下にあり、都道府県知事の許可をもらう必要があります。
不用品回収を古物商許可で行う理由と依頼するメリット
廃棄物収集運搬許可は、一般・産業に関わらず不用品を廃棄物(ゴミ)として回収し、リユース・リサイクルすることはありません。
ですが、古物商許可はリユース・リサイクル目的で有価物を買取することが出来るので、メリットがあります。
リユースすることで回収にかかる費用を安くできる
リユースとは、一度使ったものをゴミとしないで何度も使用することを言います。
不用になった衣類や家具、家電などを必要とする人に譲ったり、何度も利用できるガラス容器をお店に返す、フリーマーケットやリサイクルショップに売るなどがリユースにあたります。
不用品回収をお願いする際に、まだ使えるけれどもう必要ないという物もリユースすることで、回収費用から差し引くことが可能となり、最終的に回収費用を安くすることが出来ます。
壊れているものも手入れをすることでリユースでき、回収が可能になる
不用品回収をお願いする物の中には、壊れてしまって使う事が出来ない物もあります。
壊れたままではゴミとなってしまいますが、修理し、手入れすることでリユース出来る事もあります。
不用品回収の際、修理が可能と判断した場合は買取となり、回収費用より差し引くことが可能です。
地球環境に優しい不用品回収ができる
リユースすることでゴミを減らすことが出来るので、地球環境に優しい不用品回収が可能となります。
使えなくなったり使わなくなった場合、全てをゴミとして出すのではなく、不用品回収業者にお願いして、資源を有効にリユースさせるようにしましょう。
不用品回収は古物商の資格を持った業者に依頼しよう
不用品回収をお願いする際には、古物商の資格をもった業者に依頼した方がお得です。
全てをゴミとして廃棄を業者にお願いするより、少しでも回収費用を安く出来るのは古物商の資格をもった業者のみとなります。
地球環境にも優しく、使えるものや修理して販売できるものはお金に換金して、不用品の回収費用を押さえましょう。古物商許可を持っているパラガレ静岡にぜひご依頼ください!